自然栽培トマトの育て方 その1
こんにちは、滝口です。
家庭菜園で農薬を使わない、美味しいトマトを作ってみたい!
そう思っておられる方、多いんじゃないでしょうか?
私も今回初めて、トマトの自然栽培に挑戦します^ ^
草マルチとコンパニオンプランツを駆使して、どこまで上手にできるか挑戦です。
栽培のポイントを調べたので、ご紹介しますね。
【品種】
ズバリ!美味しいトマトを育てるには品種選びが大事です。
トマトには品種改良の進んだ大玉トマトをはじめ
さまざまな品種がありますが、できるだけ原種に近いミニトマトや、中玉トマトを選ぶのがポイント。
アンデス原産のトマトは、枝を茂らせ、表面の産毛で露を集めて水分と養分を取り込みます。
ミニトマトにはこぼれ種で育ち、野生味のあふれる強い品種もあります。
改良の進んだ大玉トマトは、ハウス栽培が日本では一般的ですね。
工夫しないと美味しいトマトを採るのが難しいので、原種に近い品種選びが重要ということです。
【トマトのコンパニオンプランツ】
トマトと混植することで、互いがよく育つ作物をご紹介します。
いずれにしても、トマトが勝るように育てるのがコツ。
①バジル
お互いに水分を奪い合う良きライバル。
においで虫除けになる。
トマトより一種間遅く植えるか、小さい苗を植えます。
トマトとの間隔は25〜30cm、トマトの株間を50cm以上取り、株間に植えるとよいでしょう。
②枝豆
畝の余分な水分を吸い上げる力が強く
根粒菌などの働きで空気から窒素を固定してくれます。
株の小さい極早生品種を選び、トマトの定植と同時に蒔きます。間隔は25cm。
③ニラ、ワケギ
病原菌の繁殖や連作障害を抑えます。
ニラは前年に種まきし、育てて定植します。
トマトの根鉢に沿わせて、同時に植え付けましょう。
【相性の良くない、前後作を避けるもの】
ナス科全般。
日陰を嫌うので、周囲に背の高い作物は避けます。
【やせた土地への補い】
1㎡あたり、完熟堆肥を2〜3L、もみ殻くん炭1L、カキ殻50g
【トマトの育て方〜育苗〜】
①種まきは定植50日位前を目安にします。
セルトレイに培養土を入れ、ひと穴3粒ずつ蒔きます。
②育苗は日中20〜25℃、夜間8〜13℃を目標に。
種まきから鉢上げ後まで、保温箱や簡易温床などで育てると尚良いです。
夜は5℃以下にならないよう不織布や毛布で保温しましょう。
③本葉が出たら、育ちの良い株を一本残して間引きます。
ハサミで切り取ったりピンセットで抜くと根を痛めにくいです。
発芽後は水やりを控え、乾燥気味に。
④本葉1〜2枚になったら、晴天時に鉢上げします。
土を押さえて密着させ、水を外側から回しかけます。
⑤鉢上げ後に根付いたら、ビニールトンネルなどを設置して移します。
晴れた日は必ずビニールを外して換気させましょう。
温度の上がりすぎによる失敗が多いので注意!
葉が重ならないよう、鉢ずらしをして間隔を広げると、徒長を防止できます。
【定植】
定植は地温が上がった5月頃から。
①定植前にしっかりと支柱を立てます。直径16mm×長さ210cmの支柱4本を合掌に。
各支柱の間隔は80〜90cm開けます。
②植え付ける苗は本葉5,6枚、蕾が小さくつき始めた若いものが良いです。
購入する場合も、花が咲いたものや実をつけた苗は避け、双葉がついた若苗を選びましょう。
③先日の夕方にたっぷり水を与えておきます。定植は根鉢の上面を地面よりも1cm高くします。周りの土を寄せて根鉢に密着させたら、株元は草マルチ等せず、日が当たるようにしておきます。
④コンパニオンプランツを植えます。
ニラ、ワケギはトマトの定植と同時に。
エダマメも同時に種を撒きましょう
バジルはトマトより1週間遅れて植え付けます。
その2に続きます。
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