
未経験から農家になるには
更新日:2022年4月26日
【

農業を始めようとおもったキッカケ】
農業を始める動機は人それぞれだと思いますが、よくあるキッカケと
しては、以下のような理由が多い傾向にある様です。
・都会の慌ただしい生活に疲れた
・田舎暮らしに憧れを持っている
・日本の野菜は農薬まみれで危険と感じたため、自分で無農薬の野菜を作ろうと思った
・未来の子供たちのために日本の農業、野菜を守りたい
【未経験で農家になるには?】
未経験から農業を始める・農家になるにはどうすればいいのか?
おそらく初めての人からすれば何から始めればいいのか分からず、行動まで
移すのが難しいと感じることが多いかと思います。
・農家になる方法はどうすればいいのか?
・農地を借りるための条件って何だろう?
・資格は必要?どうやって取得したらいいの?
■未経験で農家になるには農業資格は必要ない!条件を満たせば農地も取得できる!
ただし・・・
農家になるには、資格は必要ありません。
ただし、有機野菜・無農薬などと明記するには有機JAS認定が必要だったり、販路を作るために土地の組合に入ったりは必要。
扱う農作物によっては、農業機器を運転するために特殊車両の免許が必要だったりします。
また、元サラリーマンであっても農地を取得できます。
ただし、農業者として認められるためには、農地法第3条の許可が必要です。
共通する農地取得のための条件は以下。
①農地全てについて耕作の事業をすること。
②農地で農業経営に必要な農作物を常時従事すること。
③取得後の農地が市町の定める面積(原則50アール、北海道は2ヘクタール)以上である
こと。
④経営状況や住居からの距離等を考慮し、効率的に農地を利用できると認められること。
その他、地域ごとに定められた条件がある場合もあります。
農地だけでなく、農業技術の習得などの問題もあるので、市町村の農業委員会に相談するようにしましょう。
脱サラして農家になるのは簡単でも、農家であり続けることが難しい業界です。
家庭菜園レベルではなく、経営者として商売の意識を持つことが求められます。
農作物を作ったら終わり!・・・ではないので、そこは注意しておきましょう。
未経験から農家になるには?ゼロから始める農業4選
ひとくちに「未経験から農家になる」といっても始め方はさまざま。
ゼロから始める農業転職には、以下の4つの方法があります。
①誰の力も借りずに一人で(または自分の家族だけで)始める
②Uターンなど、知り合いのつてを利用する
③行政機関の補助や技術支援センターを利用する
④農業系企業に就職する
農業の始め方:①完全に一人で始める
難易度:★★★★★
超難しい!
未経験からはかなり厳しいからおすすめしない。
メリット
・誰の指示を受けることもなく、自由に農業ができる
デメリット
・何の支援もない
見ての通り、上級者向けの始め方です。
会社の歯車としてはたらくことに嫌気がさした、上司の言いなりになる人生はまっぴらごめんだ、という気持ちで脱サラを考えているのであれば、一度自由になるのもよいかもしれません。
中には林を伐採して農地をつくるところから始めた、なんていう猛者もいますので、開拓精神のある方や土地を所有されている方であれば、この方法がオススメといえます。
農業の始めた方:②Uターンなど、知り合いのつてを利用する
難易度:★★☆☆☆
簡単!
人間関係さえ問題なければ安定する。
メリット
・農地を譲り受けたり、人脈を活用できるなど、知り合いだからこその特典がある。
・安定して農業を始められる。
デメリット
・協力者と意見がぶつかる可能性がある。
実家が農家だったり、知り合いがいたりする人にしか使えない特別な方法ですが、この方法で農業を始めている人もいます。
途中で仲たがいをしてしまわない限り、一番安定している方法といえます。
今現在知り合いの中に農家さんがいなくても、意外に、知り合いの家族が農家、知り合いの親戚が農家、ということもあり得ます。
実際にその人に弟子入りさせていただくかどうかは別として、農業を始める上で人脈はあるに越したことはありません。
農家の知り合いを増やす努力をすることをオススメします。
農業の始め方:③行政機関の補助や農業技術指導施設を利用する
難易度:★★★☆☆
普通!
どんな農業をしたいか理想があれば、制度をうまく活用すべし!
メリット
・補助金を利用して初期費用を抑えられる。
・技術指導など保証が厚い。
デメリット
・行政機関